パンくずリスト TOP >> 子供にとって本当に良いモノとは? モノを大切にする英国イクメンの暮らし

本当に良いモノが集まる
英国イクメンの暮らし

SUSTAINABILITY in the UK

“便利だから”“デザインがいいから”って「本当に良いモノ」とは限らない。
こと英国においては、“古いモノ”を良いモノとする風潮が存在する。
親がモノをこよなく愛したことで、この国では暮らしと子供の感性が豊かになっていた。
男の育児ライフスタイル イギリスのイクメン

熟成された古材でDIYしたとっておきの屋根裏部屋

「ポートベロマーケットやフラワーマーケットのようなロンドン市民に愛されるノミの市から、郊外で月に2度行われる業者向けのアンティークマーケットまで古いモノが揃うところにはどこにでも出向くんだ」。
こう話すのは、写真家で古き良きモノをこよなく愛するグレンさん。週に1度はマーケットに足を運び、今では業者も顔負けのアンティークの知識を持つ。モノ選びに対しては徹底したこだわりがあり、2歳になる双子の娘・デヴィちゃんとリラちゃんが使うモノはほとんどマーケットで買い揃えたという。
また壊れかけた家具などもDIYして使えるようにしてしまうほど、日曜大工はかなりの腕前。さらに料理の腕もプロ並だ。野菜は有機栽培のものだけを使い、家族の夕食から子供の食事、デザートまで何でも作る。そんなロハスを絵に描いたような英国のイクメン・グレンさんの生活を取材することにした。
彼が住む街は、ロンドン北部のハムステッドから3駅先のドリスヒル。高台にあるこの地域は、広大な森に囲まれた公園と昔からの閑静な住宅地として有名だ。自宅は駅を下りて徒歩5分。線路を跨ぐ歩行者専用の掛け橋を渡り、丘状に広がる公園沿いに5分ほど歩いたのどかな場所にある。
自宅を訪れて最初に気付くのが木の香りだ。山奥にあるウッドハウスに似たやわらかい木の香り。取材当日雨に見舞われたことも手伝ってか、広い庭から届く湿った草木の臭いと混じって、どこかノスタルジックな空気が我々を迎え入れる。
そのことを伝えると「そう言ってもらうとすごく嬉しいよ。ちょうど去年屋根裏部屋を増築したばかりだからかもしれないね」と、まずは3階にある自慢の屋根裏部屋に案内してもらった。

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