連載育児小説”野郎のための妊娠ガイド”
The Bloke’s Guide to Pregnancy
第2章
「病める時も、欲する時も」
Part 2 : In Sickness and in Food Cravings
妊娠中の彼女が、たとえらっきょうとレンガ屑を食べようとしても心配なし
ワイフが妊娠したら、まず……
妊娠中に起こることと言ったら?まず思いつくのは「つわり」だよね。もちろん世の中には、つわりを経験しなくて済むラッキーなカップルもいるけど。つわりにはいくつか種類があり、その中の1つに食欲過剰、いわゆる「食べつわり」というのがある。万が一君の彼女が、庭から土を持ってきておやつの代わりに食べてしまったとしても、過剰に動揺することは禁物。そんな時は「大丈夫だよ。なんでもありさ」と笑顔で受け入れてあげて、後で笑い話にできるように動揺は心の中にしまっておけばいい。逆に食欲の増加は、赤ちゃんのためには歓迎すべきことなのだ。
彼女が欲しがるものがアイスクリームだったら、好きなフレーバーのアイスをしこたま冷凍庫に用意しておけばいい。チョコーレートアイスを2リットル食べたからといって、別に命に関わるようなことはないのだから。要するに彼女の体が、乳成分を余分に必要としているってことなのだろう。彼女自身の主張もおそらく同じ。ただし肥満はやっぱり不安で仕方ない。
でも、もし彼女の身体の変化が気になったとしても、余計なことには触れないこと。彼女は体の中で赤ちゃんに栄養分を与え、そして育てているということを、サポートしてあげるのがあなたの仕事なのだから。
男が妊娠・出産の全過程の中でやるべきことは、ヘタな事は口にしないってことだけなのかもしれない。少なくとも妊娠中は、ヘルシーな食事だとかジム通いだとか言っている場合じゃないのだ。
彼女が欲しがるものがアイスクリームだったら、好きなフレーバーのアイスをしこたま冷凍庫に用意しておけばいい。チョコーレートアイスを2リットル食べたからといって、別に命に関わるようなことはないのだから。要するに彼女の体が、乳成分を余分に必要としているってことなのだろう。彼女自身の主張もおそらく同じ。ただし肥満はやっぱり不安で仕方ない。
でも、もし彼女の身体の変化が気になったとしても、余計なことには触れないこと。彼女は体の中で赤ちゃんに栄養分を与え、そして育てているということを、サポートしてあげるのがあなたの仕事なのだから。
男が妊娠・出産の全過程の中でやるべきことは、ヘタな事は口にしないってことだけなのかもしれない。少なくとも妊娠中は、ヘルシーな食事だとかジム通いだとか言っている場合じゃないのだ。
夜明け前のショッピング
「朝の4時になんて起きたことがないよ」という男性諸君、彼女が妊娠したのなら、それくらいは覚悟しなければならない。彼女が早朝に「お腹が空いた!」なんて言い出すことは、まず間違いないのだ。30キロ以内に24時間営業のスーパーがあるという恵まれた環境の人は、今すぐ売り場チェックに走った方がいい。彼女が突然要求するものをスムーズに探すのには、どこに何が売っているかを憶えてないといけないから。
バナナ、コーヒー、新ジャガ、リンゴ(あんまり皮がべとべとしてないやつじゃないと×)など楽勝アイテムから、男の僕らは聞いたこともないような、よくわからないアイテムまで対応することになるはずだ。夜明け前にスーパーの売り場を探し回るのは、なかなかのアドベンチャー。
なぜなら店員はお客のいないこの時間帯に商品の補充をしているから、床いっぱいに包装材やら、漏れたらしい牛乳とか、いろんなものの残骸が恐ろしくあふれていて、そこは間違いなく危険地帯。赤ちゃん誕生までサバイバルできるのか心配になってくるよ。
でも妊娠中に起こる異常な食欲は、産後に経験する汚れたおむつの交換や、赤ちゃんの夜泣きで寝不足なのと同じくらいのステータスがあるんだから、君は必死でサバイブしなければならない。まあ、唯一の特典は、誰もいないガラ空きの街中をドライブできるということかな。たまに帰れなくなって、1人で何かを叫んでいる酔っ払いに出くわすのも、ひとつの楽しいアトラクションだ。
バナナ、コーヒー、新ジャガ、リンゴ(あんまり皮がべとべとしてないやつじゃないと×)など楽勝アイテムから、男の僕らは聞いたこともないような、よくわからないアイテムまで対応することになるはずだ。夜明け前にスーパーの売り場を探し回るのは、なかなかのアドベンチャー。
なぜなら店員はお客のいないこの時間帯に商品の補充をしているから、床いっぱいに包装材やら、漏れたらしい牛乳とか、いろんなものの残骸が恐ろしくあふれていて、そこは間違いなく危険地帯。赤ちゃん誕生までサバイバルできるのか心配になってくるよ。
でも妊娠中に起こる異常な食欲は、産後に経験する汚れたおむつの交換や、赤ちゃんの夜泣きで寝不足なのと同じくらいのステータスがあるんだから、君は必死でサバイブしなければならない。まあ、唯一の特典は、誰もいないガラ空きの街中をドライブできるということかな。たまに帰れなくなって、1人で何かを叫んでいる酔っ払いに出くわすのも、ひとつの楽しいアトラクションだ。











