“登場人物”はすべて紙!
1枚の紙はなんにでも変身してしまうのです

数々のペーパーアートを手掛けるたにうち つねお氏が、子供に紙の面白さを伝える絵本を製作。紙1枚が色々なものに変化してしまう面白さを、ポップに描いている。
絵本の中はまるで紙の美術館。紙をくるくると丸めれば顔のできあがり。紙で作られた仲間たちが、おしゃべりをしているようだ。はさみを使って紙に切り込みを入れると動物に変身。いろがみを使って、よりその動物らしさを表現している。その他にも握った紙で怪獣を表現していたり、切り込みを入れて長く伸びる紙を作ってみたりと、絵本の中には紙の可能性が無限に広がっている。
この絵本は作り方を細かく説明する本ではない。しかしその細かい説明をあえて省くことで、紙は子供の想像力に任せてどんなものにでも変化するということ伝えているのだ。絵本の中の登場人物をどうすれば作れるのか、それを考えることで子供の思考力を伸ばすことができるだろう。
子供の想像力を掻き立て、読めば思わず紙で遊びたくなる1冊だ。
profile:たにうち つねお
1953年和歌山県生まれ。1978年から1989年まで渡米、グラフィックデザイナーとして活躍。紙を素材として彫刻を中心にした現代美術が専門。紙を使ったワークショップなども行っている。絵本の作品に『しろいかみのサーカス』『カラスのはてな?』『おいかけっこ』『かみのうんどうかい』(福音館書店)『Christmas Is Coming』(講談社インターナショナル)などがある。神奈川県在住。
著者HP:www.geocities.jp/tt_studio/
Text>>>HONAMI SATO
















