こんなパパってステキ! 「イクメンの星」に密着!
よく「イクメン」って言葉を聞くけれど、本当にステキなイクメンってどんな人?
厚生労働省が選ぶイクメンの中のイクメン、「イクメンの星」を取材した。

ママが入院しても大丈夫!
2児の育休パパ
「1ヶ月の育休で、母親のすごさを実感しました」。3度の食事の準備や育児など、その大変さが身に沁みた西村さん。1~2時間ごとの夜起き、おむつ交換、長男の幼稚園の送迎……。それまで奥さんに任せっきりだった西村さんは、妻の長期入院をきっかけにイクメン力を伸ばし、家族の絆を深めた。
切迫早産で3ヶ月の入院を経験した奥さんは、この間、西村さんのやり方にいっさい口を出さなかった。「すべてオレの思いどおりにやらせてくれました。それはすごく感謝です。お陰でイクメンの星にも輝けたし、定時で帰るためのスケジュール管理もバッチリです。子育ては男の能力をかなり開発してくれますね。妻にうまくしつけられたようです(笑)」。
とは言え2人の息子さんたちにとって、やっぱりママが1番だという。「相談事はオレじゃなく、ママなんです。男なんて所詮、女性にはかなわない生き物ですから!」と嬉しそうに顔をほころばせた。

パパ友と協力して子育て
地域密着型イクメン
幼稚園の「わんぱく親父の会」22代会長を務める3児の父・丸山さんは、子供が喜ぶ遊びは何かを考えた結果、自分が1番楽しんでいたことに気づく。
「男なんて子供ですから!」と言い放ち、幼稚園のパパ友と協力し、様々なイベントを企画する。
「会にはいろんな年齢層と職業の父親が集結しています。飲み会でありがちな仕事の愚痴はいっさいない。肩書きやプライドも必要ない。1人の父親として、育児という共通のテーマで話せるのがいいですね。妻の勧めで渋々入会したんですが、気がつけば会長です(笑)!」。
オリジナル脚本による劇や「わんぱく親父の会」メンバーのシェフによる料理教室、キャンプなどビシバシ企画する。しかし、そんな親父たちにもかなわないものがある。それが子供の発想力だ。「子供の才能には驚かされっぱなしですよ」。
オリジナル脚本劇「本当の宝物」で、大切なものはお金では買えないのではないかと問いかける。この先、子供たちが壁にぶつかった時、このメッセージはきっと生きる指針になるに違いない。

父親役も母親役もこなす
シングルファーザー
「問題は自分にとって必要だから起こるもの」。
去年離婚した林さんはすべてのことを受け入れる。「子育てには学ぶことが多い。自分にとって今が成長期なんです」。
そんな林さんは「思いやり」にこだわる。離婚の原因が思いやりの欠如にあったのではないかと考えるからだ。「ぜんぜん足りなかった、と今になってわかった」。
仕事と育児、家事に追われ、つい息子を厳しく叱ってしまう林さんは、「すぐ他人のせいにするからカッとくる。オレそっくりです」と自嘲する。そして、子育てに迷った時開く1冊の本がある。
「『刺激と反応の間にはスペースがある。起こったこと(刺激)に対し、自分がどんな反応をするか。それは自分で選択できる』。そこを読んだ時、激しく揺さぶられました。自分は今までいったいどんな反応を選択してきたんだろうってね」。
だからこそ息子には良き選択をしてほしいと願う。「これから夕食の片づけです」。時間は夜10時を回っていた。子供たちはそんな父親の背中を見て、思いやりあふれる大人に成長していくだろう。
※この記事はFQ JAPAN DIGEST vol.18に掲載した内容です。
text>>MIKAKO HIROSE

















