「愛娘(5歳)が3日で自転車に乗れた」という話
~「自転車のようなもの」は速習に効果があったのか?~
[FQ JAPAN編集長の手記]!
(1)決意表明「教え下手のDNA」
その昔、子供はみんな父親に特訓してもらって自転車を修得した。
近所の空き地で泥だらけ・傷だらけになりながらようやく乗れるようになり、夕日を背に影を重ねながら「よくやったな」「うん! 父ちゃんありがとう!」――なんて光景は、決して映画やドラマの中だけの話じゃなかった。
もちろん僕もその例にたがわず父親に特訓を受けたクチだが、母親に話を聞くと、結構な日数がかかったらしい。残念ながら我が父が教え下手だったのだ。
ということで自分を納得させている。
さて、それから30ウン年ほどを経て、私も年頃の、というか”乗り頃”の子供を持つ父親になった。娘は5歳。保育園の同じクラスで、既に補助なし自転車を乗り回している子がいるという話もチラホラ聞かれるようになった。
さらには娘自身からも「おとうさん、じてんしゃ、のりたいの」なんて言葉を聞けば、おのずとやる気も湧いてくる。というかやらざるを得なくなる。
「うむむ。よし、やろう」。
こうして、教え下手のDNAを受けた父親が、なかなか自転車に乗れなかったDNAを受けた娘とともに、自転車の練習を始めることを決意したのである。
(2)リサーチ「キックストローク法」
決意して、自転車を買う前に僕がまず手をつけたことはリサーチである。
たしかに僕は自転車に乗れるまでに時間がかかった(らしい)。しかし時代が変われば方法も変わる。
30年前よりも効率のいい習得法がきっとあるはずだ。
30年前と大きく違うこと。まずはインターネットの恩恵である。
「自転車 練習法 簡単」「自転車 習得法 カンタン」「自転車 習得法 効率的」「自転車 乗れちゃった」etc…さまざまな検索ワードでグーグル検索した。そしてひとつの単語にめぐり合ったのである。
「キックストローク法」。
これは、いきなり補助輪だけを外して「乗れ!慣れろ!」とする昭和時代のストロングスタイルではなく、まずは両足で地面を「蹴って」進むという、誰でもできることにひたすら慣れることで、自転車特有の”バランス感覚”を身に付けさせるという方法のこと。
まるで水泳用語のようなこの方法が、劇的な速習をうながすというのだ。
この「キックストローク法」に必要なのは、補助輪だけでなく、ペダルもはずした”丸腰の”子供用自転車。どうしてペダルを外すのかというと、地面を蹴ることに集中させるため、とのこと。ペダルが付いたままでは、足にあたって邪魔になるのだ。
こうしてバランス感覚さえ身に付けば、ペダルを漕ぐのは簡単。自転車移行は目の前だという。
早い子でその日のうちに自転車を乗り回すようになった、という話も聞く。
「来週にでも自転車を買いに行こっか!」
高らかに宣言すると、娘はおおはしゃぎ。
「キャア!」とマックスに喜ぶ顔と声がくすぐったい。
(3)ツールを入手「ライク・ア・バイク」
そんなときである、このアイテムに出会ったのは。
決意を固めたまさに次の日、育児アイテムに明るい編集部員による提案を受けた。
「自転車が簡単に乗れるようになるアイテムがあるんですけど、娘さんで試してみません? メーカーさんから貸し出してもらいますから」と。
あまりにタイミングがジャストなもので、耳を疑ってしまった。
そうなんだよウッティ、実はちょうど自転車の特訓をしようと思っていたところなんだ。
その「アイテム」というのが、ドイツKOKUA社の「ライク・ア・バイク」だ。
写真の通り、ペダルもチェーンもない木の二輪車。ヨーロッパではメジャーな、地面を蹴って遊ぶ運動用具である。
ペダルレスのため、上記「キックストローク法」に持ってこいであり、事実ヨーロッパでは、幼児の自転車練習用としても親しまれているという。



















