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パンくずリスト TOP >> 野郎のための妊娠ガイド 第13話
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連載育児小説”野郎のための妊娠ガイド”
The Bloke’s Guide to Pregnancy

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第13章
「ひたすら尻を追いかけまわすのみ」
Part 13 :
IT’S A BUM DEAL


いつかは来るとわかっていたが、とうとうその時が来てしまった。
娘はカワイイが、少なからずとも勇気が必要なあの作業。
パパになったんだから、袖まくりをして汚れ仕事に取り掛かろうぜ。

楽しみではなかったアレとご対面

「ネットで音楽をダウンロードしている暇があったら、こっちに来て赤ちゃんのオムツの面倒みてくれると有難いですけど」という彼女のつぶやき。そう、こればかりはあまり楽しみではないなと思っていたアレ。どんなに我が子がかわいくても、あの黒々したものに触れるかと思うと、ちょっと勇気がいるよね。

さて、そんな僕の初オムツ交換。娘はこの緊迫した状況を知るわけもなく、嬉しそうにクークーいっている。一方僕は動悸が激しくなって冷や汗タラタラ。オムツのテープをはがすと中からの圧力に押されるかのごとく、オムツがゆっくりと開いた。お尻のあたりだけじゃなくて、股も腿もそこいらじゅう、うんちまみれだ。一体どうやったらこうなるんだろう……。

どうにかお尻の拭き取りが完了し、人生初めてのオムツあてにとりかかる。オムツを開き……あれ、留めるテープが無い! 慌ててもう1枚取り出して開くと、またテープがない! さらにもう1枚とくり返していくうちに、この国最大のオムツメーカーと、最後の難関でしくじっている自分とにだんだん怒りが込み上げてくる。打ちのめされて、とうとう彼女に助けを求めた。聞くとテープはちゃんとついていた。僕は、間違えてくっつかない面を引っ張ってただけだったんだ。結局、オムツを1パック全部無駄にした後、初めてのオムツ替えが完了。男は役立たずだなんて誰が言ったんだ。男だって十分役に立つのさ。

オムツ交換は、実は結構楽勝。それはもう何度も何度もやるから、1週間も経てばもう何年もやってるベテランのような気がしてくるよ。ちなみに、僕のベストは16秒さ(おしっこじゃなくて、うんちでだよ)。

赤ちゃんが伝えたいメッセージ

「なんだい、ベイビー。ミルクを頂けないかしらって? それから、抱っこして優しく揺ら揺らして、公園へお散歩に行く前にちょっとおねんねしてもいいかって?」。

赤ちゃんがこんなだったらいいんだけど、実際は、「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。(息継ぎ)」の繰り返し。泣いて、泣いて、泣き続ける。しかも、君や彼女がちょっと睡眠を取ろうと目をつむると必ず始まると言っていいくらいだ。赤ちゃんは自分では何もすることができないから、必要な食べ物や、温度調整、快適さを与えてくれる他の誰かを(その誰かとは君と彼女に他ならないが)頼りにするしかないんだ。泣くことは、何が必要なのかを伝える赤ちゃんなりの手段なのさ。それもこれも、あと1年くらいだから、まあ頑張りたまえ。数週間もすれば、泣き声のトーンや音程の違いだけで、何をしてもらいたいのかだいたい見当がつくようになるよ(必ず当たるとは限らないけどね)。君はそのメッセージに応じて適切な処理をしていけばいいんだ。

お腹を空かせて泣いているときの対処は簡単。母乳授乳の赤ちゃんなら、ママに赤ちゃんを渡して、君は読んでいたスポーツ新聞に戻ればいい。粉ミルク授乳なら、「はいはい、準備しときましたよ」と冷蔵庫から哺乳瓶を取り出して温め、与えればいい。たとえ空腹が原因ではなかったとしても、ミルクを飲んでいる間は平和がやってくる。

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